Artisano

吉川 和行

伝統と革新が交差する町・高岡で、江戸時代から続く技を受け継ぐ若き蒔絵師。吉川和行は、 父から受け継いだ道具とともに漆の世界へ。 「美しさは時間と手間の中に宿る」—そう語る彼の作品は、漆の光沢と卵殻の儚い白が静かに 調和し、触れた人の記憶に残る一点ものの表情を見せてくれる。 素材や技法へのこだわりは細部にまで宿り、作業は埃の舞わぬ深夜に静かに進められる。 現在は伝統産業の担い手として地域にも深く関わり、次世代へと技と文化をつなぐ活動にも 尽力している。

01所在地01
  • Takaoka, Japan

伝統と革新が交差する町・高岡で、江戸時代から続く技を受け継ぐ若き蒔絵師。吉川和行は、 父から受け継いだ道具とともに漆の世界へ。 「美しさは時間と手間の中に宿る」—そう語る彼の作品は、漆の光沢と卵殻の儚い白が静かに 調和し、触れた人の記憶に残る一点ものの表情を見せてくれる。 素材や技法へのこだわりは細部にまで宿り、作業は埃の舞わぬ深夜に静かに進められる。 現在は伝統産業の担い手として地域にも深く関わり、次世代へと技と文化をつなぐ活動にも 尽力している。

01所在地01
  • Takaoka, Japan
01 — 便り

思い 

「父親の持つ技術が途絶える、この道具はいずれ捨ててしまうのか?」という思いが生まれ危機感を抱き、父の技術を引き継ぎたいという使命感が芽生えました。蒔絵の魅力は「光の当たり方や見る角度によって様々な表情を見せてくれる」と感じており、その奥深さと多様性に惹かれています。

漆の加飾の中でも蒔絵を得意とし、金銀,青貝を使い様々な絵を描いています。

漆に白色がないことから、うずらの卵の殻を用いた「卵殻塗り」という技法を取り入れています。この技法は、卵の白を使い表現するだけでなく、ひび割れを利用し儚い質感を表現するのに適しています。

また、制作時には、埃や風の影響を避けるため、深夜に作業を行うことが多いです。

蒔絵師としての技術を磨き続けるとともに、伝統産業の未来を見据えた活動にも力を入れています。高岡伝統産業青年会の第46代会長として、他産地との交流や技術の交換を行い、伝統産業の担い手不足という課題に取り組んでいます。

また、若い世代から親世代までが参加できる継続性のあるイベントを通じて、高岡のものづくりの魅力を発信しています。

吉川
吉川 和行蒔絵師・漆芸吉川
02 — 哲学

哲学

蒔絵師・吉川和行は、父から受け継いだ伝統の技を「自分が継がなければ消えてしまう」という強い使命感のもとに、その魅力を次の世代へと伝えるために日々奮闘しています。

光の加減や角度によって表情を変える漆の美しさに魅了され、伝統的な技法に独自の感性を加えた作品づくりを続けています。

特に、白色表現のために用いる「卵殻塗り」や、埃を避けるための深夜作業など、細部にまで徹底したこだわりを持っています。

技を磨くだけでなく、高岡の伝統産業の未来を見据え、若い世代がものづくりに関わる企画運営など、地域と産業の橋渡し役にも力を入れ、伝統と革新を織り交ぜながら、蒔絵の新たな可能性を切り開いています。